手前の1本(静箸)は親指の付け根(B)と、ピンポン玉を握るように曲げた薬指に渡した箸のほぼ中間を親指で押さえて固定(3点支持に)して持ち、もう1本(動箸)は親指と人差し指と中指の3指でつまむようにして持つ。薬指を曲げることが大切(薬指と箸との角度Aが鈍角になること)で、これにより静箸が安定する。また、親指の付け根(B)は、箸を付け根の奥までしっかり付けた方がより安定する。
下記に示す、いろいろな箸の持ち方(4b)のように薬指等をすらりと伸ばして薬指と箸との角度Aが鋭角になると、静箸が薬指から滑り落ち易くなり不安定になる。
中指は静箸には触れず、小指は薬指を下支えをすることでより強い箸使いにも対応できるようになる。
この方法が一番正しい持ち方で、箸先の動作範囲が広くて力も入れ易く、一番合理的な持ち方といえる。また、他の綱渡り的な持ち方に比べ、一番簡単な持ち方ではないでしょうか。また、静箸の安定度を確かめるには箸先(D)点を左手で揺り動かし、どの方向にも箸がしっかり固定されているかどうかを試してみればわかる。多くの人が正しいと勘違いしている持ち方(4b)の持ち方では、箸先を指で開く方向に引っ張った場合はしっかり固定されているが、箸先を指で閉じる方向に押した場合は簡単に箸が薬指から滑り落ちるのが分かる。
注 : 箸の持ち方によっては固定されてなかったりきちんと動かせてなかったりする場合があるため、ここでは便宜上、身体に近い手前の方の箸を「静箸」、身体から遠い方の箸を「動箸」と呼ぶ。